Kindle読書記録②
Kindle読書記録第二段。一応3日坊主はクリアした◎
読書する為に落ち着いたカフェを探すのもすごく楽しいし、
カフェに置いてあったりする本との出逢いもすごく好き。
まだまだ楽しめそう!
『最後の医者は桜を見上げて君を想う』二宮敦人
人間の致死率は100%。頭では理解してるけどなんとなく他人事のように感じてしまっていたし、死は恐怖の対象でしかなくて、なるべく考えないようにしてた。でもこの本を読んで、「死」が必ずしも「恐怖」を表すものではなくて、考え方次第で「学び」や「愛」、「夢」にもなるんだって知った。自分はどんな死に方をしたいか、自分が死んだ後に周りの人たちに何を伝えたいか、今から考えていきたい。ちなみに、涙なしには絶対読めない本。
あと、高校と大学の友達が医療関係者の人が多くて、医学ワードが懐かしかった。皆今ごろこの世界で頑張っているんだろうなと思うと自分も頑張らなきゃと思える。
『暮らしのなかの工夫と発見ノート 今日もていねいに。』松浦弥太郎
ていねいな暮らしをするための具体的なヒント集。松浦さんにとってのていねいは、ただ時間に余裕を持つとか、人を大切にするっていうことではない。自分が本当に大切にしたいものを大切にするために、きちんとした考えた生活をする。朝1時間早く起きる。掃除を毎日する。したいことと、やるべきことを間違えない。一人の時間を必ず確保する。自分のキャパにあった人間関係をつくる。断る勇気。マカロン・コミュニケーションでちょっとの勇気を出す。暮らしの引き算。人生の中で大切なのは自分が何をしたかではなく、どれだけ人に影響を与えたか。などなど。多少ストイックな内容でも優しい言葉で書かれてるからすっと心に入っていく。少しずつでも自分らしいていねいな生活をして、心豊かに過ごしたい。
『珍夜特急』クロサワ コウタロウ
ユーラシア大陸をバイクで横断する22歳♂の話。インド9割パキスタン1割。インドでのぼったくりとかトラブルの色々は何となく聞いてはいるけど、実際自分の身に起きるとかなりキツイだろうなと思う。本の中ではぼったくり意外はあまりトラブルないように書かれてて、もっと深く知りたいし、ちょっと物足りない感はある。旅は人の体験を聞くんじゃなくて自分の目で見て感じるのが1番面白いんだろなと思う。てかもはやこの物足りなさを感じて自分の足でインドへ行かせるのがこの本の目的なのでは。深読みだけども。
『ぱっとしない子』辻村深月
予想通りの展開だったけどなんとなくぞくぞくする本。学校の教室の中には人気者、静かな子、お調子者、寝てばかりの子、勉強が好きな子、スポーツが得意な子、とかとか、あのクラスでいったらこの人をイメージするなとか思うけど、そこで1番最後まで出てこない子が自分にとってのぱっとしない子なのかなと。いや、よく考えたら、周りの人にとって自分はぱっとしない子の一人だったかもしれない。スポーツも勉強も音楽も、特別秀でるわけでも悪いわけでもない。今考えると私は自分一人としてというよりかは、「いつもあの子と一緒にいるんだけど名前なんだっけ?」って言われるような感じかもしれないなぁと。誰の記憶にも残らない人生は少し悲しいし、全員じゃなくてもいいから、少しでもあんな人いたな〜って思ってもらえるよう大事だと思える人を大事にしよう。
『金色天化』ヤマダマコト
キャラクターとか、ミステリーの中心となる設定とかが独特で純粋に面白かった。設定の面白さの割には物語のひねりはあまりなくて先が分かってしまうような感じではあったけど、主人公が少しずつ成長していく過程が見守りたくなる。この本での学びは、どんな手を使ったとしても自分は結局自分なのだということ。そもそもの自分がいるからこそ、装飾次第で強くなれる。環境に流されない、芯の強い人になりたいなぁと思う。
つづく